★なぜ胡蝶蘭が竣工祝いに最適なのか。

竣工祝いだけでなく、開店祝いや退職祝いなどさまざまなお祝いのシーンで利用される胡蝶蘭。お祝い事のギフトの定番にもなっています。

ではなぜお祝い事の贈り物に胡蝶蘭が選ばれているのか。

ここではその理由をご紹介していきます。

①花言葉と鉢植えの縁起の良さ

胡蝶蘭が選ばれる最たる理由が、その縁起のいい花言葉です。

胡蝶蘭の花言葉のひとつに「幸運が飛んでくる」というものがあります。

これからの輝かしい未来へ向けてスタートを切る竣工祝いにとてもぴったりな花言葉ですよね。

また鉢植えには「根を張る」という縁起のいい意味が込められています。

その場所での繁栄が盤石なものであるように、という意味に通じるため、贈る相手にも喜ばれます。

このように、花言葉と鉢植えの縁起のよさから、胡蝶蘭の鉢植えは竣工祝いに特に人気のある贈り物になっています。

②見た目の華やかさ

胡蝶蘭という名前の通り、蝶が集まっているかのような華やかな見た目も人気の理由の一つ。

本数が増えることで、より華やかに美しく、新しい建物を彩ってくれます。

③手入れに手間がかからない

胡蝶蘭は手入れが簡単なのも魅力の一つです。

また、少ない手間で2~3カ月きれいな状態を保てますから、他の花よりも長い間飾って楽しむことができます。

贈った相手にも過度な手間を取らせないので、その点でも贈り物に向いている花だと言えます。

④匂いが少なく、花粉もほとんどつかない

「花の香り」というと甘くいい匂いで喜ばれそうなイメージがありますが、中にはその香りが苦手という方も少なくありません。

胡蝶蘭の花には香りがほとんどないですので、そういった方に対しても不快にさせることがないので相手を選びません。

また花粉もほとんどつかないため、お客さまの衣服を花粉で汚してしまったり、入り口や室内に花粉がこぼれてしまう心配もありません。

相手や環境を選ばずに贈れるのも胡蝶蘭の魅力の一つです。

⑤一年中きれいな花が手に入る

胡蝶蘭は全国的に生産されていて、一年中花屋さんで状態のいいものを買うことができます。

季節や買う場所を考えずに買うことができるので、いつでもきれいな胡蝶蘭を贈ることができるのです。

★竣工祝の胡蝶蘭の贈り方

竣工祝いを贈る、というのはあまり頻繁にあることではなく、その贈り方を熟知している人はなかなかいないと思います。

ここでは胡蝶蘭の贈り方について注意点をまとめました。

・式典の前日までに贈る

式典当日は先方はとても慌ただしい状況です。

そのような状況で花が届いても迷惑をかけてしまうことになりかねないので、式の前日までに届くように手配しましょう。

また、式典を行わない場合は、建物の完成日(完成予定日)の当日から1週間以内を目安に贈るようにするといいでしょう。

せっかくの竣工祝ですから、しっかり渡すタイミングを把握して、先方に喜ばれるものにしたいですね。

・立札をつける

胡蝶蘭の贈り物に欠かせないのが立札とメッセージカードです。

立札とは、その贈り物が誰から誰にむけて、何のお祝いで届いたものなのかを明確にするためのものです。

特にビジネスシーンではこの立札は必須ですので、漏れやマナー違反が無いように注意しましょう。

基本的な書き方としては
「祝御竣工」
「贈り主の所属」
「贈り主の役職・名前」
のようになります。

また、相手先にお祝いされる方が複数いる場合は、
「祝御竣工」
「先方の所属」
「先方の名前」
「贈り主の所属」
「贈り主の役職・名前」
といったように贈る相手を明確にします。

・メッセージカードの例文

立札とともにメッセージカードもつけると、さらにお祝いの気持ちが伝わります。
ここではメッセージカードの注意点と例文を見ていきましょう。

まずメッセージカードには縁起が悪いとされる忌み言葉があります。

建物が壊れる・焼ける・倒れるなどを連想させる言葉や、業績が変わる・赤字になる・倒産するなどを連想する言葉は避けるのがマナーです。
一例としては、倒れる・壊れる・潰れる・欠ける・燃える・赤・傾く・閉じる・飛ぶ・枯れる・繰り返す・再び・またしても、など。

続いてメッセージカードの例文です。

この度は新社屋のご完成、まことにおめでとうございます。
貴社益々のご繁栄と、社員の皆様のご健勝を祈念致します。
〇〇より

いかがでしょうか。
例文のように簡潔に書くのが無難ですが、忌み言葉に注意して、先方にお祝いの気持ちが伝わるようにしたいですね。

★竣工祝いの胡蝶蘭の相場

続いて、竣工祝いに贈る胡蝶蘭の価格についてです。
こちらも相場の感覚を知っている人はなかなかいないと思います。

一般的には個人的に贈る場合は1~3万円、法人の場合は3~5万円が相場だと言われています。

先方との関係性や取引している売上の規模を参考にして決めるとよいでしょう。

また、他社からの贈り物と一緒に並べられるのであれば、大きく見劣りしないものを選びたいですね。

あまりに豪華なものだとかえって先方に気を遣わせるかもしれませんので、高ければ高いほどいいというものではありません。

金額に迷った場合は、相場の中でできるだけ立派なものにするのが無難だと言えます。

★竣工祝いを贈るタイミング

基本的には前日までに贈るのがマナーということを先に述べましたが、ここでは竣工祝いを贈るタイミングについてもう少し詳しく見ていきたいと思います。

基本的には竣工祝いの式典の前日に贈るのが理想とされています。

特に胡蝶蘭などの花を贈る場合は受け取りや設置の作業が発生しますから、式典当日に贈ると先方に手間をかけてしまうことになりかねないためです。

ただし、前日に受け取りの担当者が不在の場合も考えられますので、そういった場合に備えてあらかじめ電話などで送付のタイミングを先方と打ち合わせしておくといいでしょう。

これは代表者同士で直接やりとりしてもいいですが、担当者同士での確認でも失礼に当たることはありません。

また、お祝いを贈るのに直接電話で確認をするのはマナー違反と思われがちですが、そんなことはありません。

むしろおめでたい式典に水を差さないように、先方の要望を把握しておく方が喜ばれるのです。

★竣工祝いのマナー・タブー

竣工祝いにおいては「贈ってはいけないもの」も存在します。
ここではそういったタブーとされるものについて詳しく見ていきましょう。

・火器を使うものなど火事を連想させる贈り物はタブー。

ライターや灰皿などの喫煙具やアロマキャンドルなどの「火を使うもの」は家事を連想させるため、建物の完成を祝う竣工祝いではタブーとされています。

実際に火を使わなくとも、暖房器具などの火事の原因になるものとしてイメージされるものも避ける必要があります。

また、物だけでなく色にも注意が必要です。

赤色や深紅の色のものも火を連想させるためタブーです。

お祝いの贈り物として広く利用される花であっても、色には注意しましょう。

・変化や建物の倒壊、業績の悪化や火を連想させる言葉はタブー。

メッセージカードのところでも紹介しましたが、建物が倒れる・壊れるなどを連想させる言葉や、業績の悪化や変化を連想させる言葉などは忌み言葉としてタブーとされています。「この未曽有の不況に~」などといった否定的な表現もNGです。

忌み言葉は意識しないと自然と使ってしまうことが多いですので、特に注意が必要です。

★まとめ

今回は竣工祝いとして胡蝶蘭を贈る理由や、贈るときのマナーなどについてみてきました。

守るべきマナーや相手の都合などに気を付けて、竣工祝いを喜んでもらえるものにしましょう。

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