就任祝いに喜ばれる胡蝶蘭の贈り方


就任祝いで贈られる物の代表に、胡蝶蘭があります。
取引先で社長や役員が新たに就任したお祝いで、胡蝶蘭がずらりと並んでいるのを見たことがないでしょうか。
胡蝶蘭の寄せ植えはここ10-20年くらいで品質が安定し始め、お祝いの場でも広く使われるようになりました。
今回の記事では、なぜ贈り物には胡蝶蘭がいいのかや、贈り方のポイントを紹介していきます。

なぜ胡蝶蘭が就任祝いに最適なのか

ここ最近では、お祝いに胡蝶蘭を贈るのは当たり前のことになりました。
では、なぜ数あるお花の中から胡蝶蘭が選ばれるのでしょうか。
ここでは、胡蝶蘭がお祝いに向いている理由を解説します。

花言葉の縁起がいい

胡蝶蘭の花言葉は「幸せが飛んでくる」です。
胡蝶蘭は花びらの形が蝶に似ており、たくさんの蝶が花の部分に止まっているように見えます。
蝶がひらひらと幸せを運んでくる様子を連想させるのだともいわれています。

相手のさらなる幸福や発展を願う意味で、ギフトに選ばれます。

1-2.見た目が華やか
胡蝶蘭はその名の通り蝶のような佇まいのお花と茎の曲線が美しいお花です。
華やかさがあり、お祝いに向いています。
本数を増やしていくことでより豪華な印象を作ることが出来ます。

1-3.花粉や香りが少ない
他のお花と比べて花粉や香りがほとんどありません。
胡蝶蘭は花粉が外から見えない構造になっていますので、運搬や飾っている最中に花粉が舞うことがありません。管理も気を遣わずに済みます。
花粉も香りも気にせず、場所やシーンを問わず飾っていただけます。

1-4.花持ちが良い
胡蝶蘭は比較的丈夫なお花で、長い期間きれいな姿を楽しむことが出来ます。
一般的には1カ月以上、長くて3カ月近く咲き続けます。
室内でも育てやすいので、もらった人の負担も少なくて済みます。

胡蝶蘭はお披露目の時期が過ぎたら、直射日光を避け、風通しのいいところに置くと長持ちします。また、暖房や冷房の送風が直にあたる場所も避けましょう。水のやりすぎには注意し、水は土の表面が乾いてから与えるようにしましょう。

1-5.季節を問わず生産される
胡蝶蘭は全国で一年中栽培され、どの季節でも安定した品質で生産されます。
時期がいつになっても、美しい状態で贈ることが出来ます。

2.就任祝いの胡蝶蘭の贈り方
では胡蝶蘭はどのように贈るのが良いのでしょうか。
ここではお花の選び方や、用意すべき物について解説します。

2-1.お花の選び方
就任祝いでは多くの所からも同様に胡蝶蘭が送られてきます。
並べて飾られたときに、見劣りしないものを選びましょう。
選ぶポイントは下記の通りです。

・本数は3本立ち~5本立ち。大企業の場合は5~7本立ち
・お花は大振りで、大きさがそろっている
・茎が長く、一房に付いている花の数が多い。
・鉢の大きさは贈り先の企業規模やスペースに合わせる

予算内でもできるだけ良質なお花を選びましょう。

2-1.立て札を付ける
胡蝶蘭を送るときは必ず立て札を付けましょう。
どこからお祝いが来たかが一目で分かる他、自社の企業名も記載するので、宣伝の効果もあります。
紙のものもありますが、木札が正式です。

立て札に記載する内容は、以下の通りです。
 ・お祝いの言葉(就任御祝、御祝、祝、社長就任御祝など)
 ・贈り元の会社名・役職名・氏名
 ・贈り先の会社名・役職名・氏名(必要に応じて)
お祝いの言葉は赤字で、その他は黒字で書きます。
横書きよりも縦書きの方が文字のバランスが良くなります。
文字は手書きだとより丁寧です。

2-2.親しい場合はメッセージを添える
贈り先の会社と親交が深ければ、立て札の他、メッセージカードを添えるとさらに気持ちが伝わります。
店舗によっては無料でつけてくれるところもあるので、一言添えましょう。

3.就任祝いの胡蝶蘭の相場
取引先の新社長就任の場合は、5万円以上、新役員就任の場合は3万円以上が目安です。
また、付き合いの深さによっても値段は変わってきます。
特にお付き合いが深い会社の社長就任となれば、10万円ほどのお花を選ぶこともあります。

値段は花の種類や本数、色で相場が決まります。
色は白が人気です。本数は3~5本が多いです。
また、花の大きさに大輪、中大輪、ミディ、ミニとありますが、就任祝いの場合は大輪が無難です。

4.就任祝いを送るタイミング
基本的に就任祝いは正式な辞令が出てから相手に届くようにしましょう。
たいていの場合就任は株主総会で決まります。

辞令が出る前に就任を知った場合は、就任日当日に届くように手配します。
また、就任式を行う場合は式に間に合うように手配しましょう。
会場が会社であれば就任式当日の朝一番、別の式場で行う場合は式前日に会場に到着するように手配します。

辞令が出た後に就任を知った場合は、辞令が出た日を確認し、一週間以内にできるだけ早く発送します。

また、辞令が出る前にお花が相手に届いてしまうのはNGです。
先代に対して失礼になってしまいますので、気を付けましょう。

タイミングを計りかねる場合は、先方の総務などに確認し、都合のいい時期を聞くのも一手です。

5.就任祝いのマナー・タブー
お祝いを贈るにあたって失礼があっては、逆に相手を不快にさせてしますことがあります。
マナーやタブーを確認し、互いに気持ちのいいお祝を贈るようにしましょう。

5-1.胡蝶蘭の色
赤一色のお花はNGです。
就任祝いにおいては、赤は赤字や家事を連想させるため、縁起が悪いとされます。
また、奇抜な色のお花も避けましょう。お花の色は何といっても白が人気です。

5-2.花の本数
胡蝶蘭の本数は3本または5本が人気です。
3本立てのもので横幅が40-50cmほどになりますので、贈り先の規模やスペースも配慮しましょう。
また、4本、9本は避けましょう。「死」や「苦」などの縁起が悪い言葉を連想させるためです。

5-3.お祝い札
くれぐれも社名や役職名、氏名を間違えないようにします。
漢字などは間違えやすいので、入念に確認しましょう。

5-4.お祝いを辞退していないか確認
先方の会社が就任祝いを辞退する場合があります。
辞退している場合はお祝いは贈りません。
お祝いの辞退は通常就任案内に記載されているので、お祝いを用意する前に確認しましょう。

5-5.前任者が亡くなった場合は注意
前任者が亡くなったことによる就任であれば、相手の会社が喪中になっている可能性があります。
大々的なお祝いは避けましょう。
祝電は不要。胡蝶蘭などのお祝いも贈らない方が無難です。
ただし、企業として喪中としない所もありますので、判断が難しい場合は先方に喪中であるかを確認しましょう。

5-6.社長と会長が掃除に就任する場合
新社長と新会長がそれぞれ同時に就任する場合は、それぞれ別々にお花を贈ります。
立て札もそれぞれ別に付け、連名で贈ることは避けましょう。
社長、会長それぞれの面子も考慮して、お花やラッピングなどに多少差をつけることも考えられます。

5-7.自宅に胡蝶蘭を贈る場合
会社ではなく、新社長(あるいは役員)宅にお花を贈る場合は、コンパクトなお花を選びます。
無理のない範囲で飾っていただけるものを選びましょう。

6.まとめ
見た目が美しく縁起もいい胡蝶蘭は就任祝いにはうってつけです。
室内での管理も比較的手間いらずで、長期間お花を楽しむこともできます。
胡蝶蘭を送る際には、立て札とメッセージカードを添えましょう。
値段や本数などは贈り先の規模やスペース、付き合いの深さなどを考慮します。

就任のお祝いにはぜひ胡蝶蘭を贈りましょう。

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